Sharks ニュース
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混獲:なぜサメにとって良くないの?
混獲とは、漁の対象である魚を捕獲するときに、それ以外の魚種や海洋哺乳類も偶然に捕ってしまうことです。
大抵、混獲された魚は漁師に価値があるかないかを判断されてから、死んだ後か瀕死の状態で海に投げ返されます。商業漁業から発生する混獲によって、サメは年間推定5千万匹も誤って捕らえられています。サメを大量に混獲しているとして問題視される漁法には、延縄漁法、底引き網漁法、刺し網漁法があります。これらの方法で漁獲されたサメは、多くの場合漁師にヒレを切り取られてしまいます。サメのヒレは非常に高価だからです。
サメは漁の対象である魚とほぼ同じ大きさだったり、先に捕らえられた生き物を食べようしたりするため、他の種類の魚と比べて非常に高い割合で混獲されてしまいます。
延縄(はえなわ)漁法は、ときに100キロメートル以上にもなる長い縄に餌のついた釣り針を何千個も仕掛ける方法です。延縄を海中に仕掛けてから長期間放置するので、回収する頃にはほとんどの場合かかったサメや他の生き物はとっくに死んでしまっています。
底引き網漁では、重りを取りつけた巨大な網を海中や海底で引っぱりながら進むことで魚を捕ります。しかし、これは狙った魚以外も引き上げ、混獲がとても起こりやすく、漁業資源の枯渇はもちろん、生息地に重大な影響を及ぼす方法です。
刺し網漁は、水中に見えないカーテンのように網を張って魚を引っかける漁法です。
網目に捕らえられた魚が逃げようと体を引くと、えらぶたが網目に引っかかって抜け出せなくなります。そして、運悪くサメなどの漁の対象ではない魚種も網にかかってしまい、そのまま息絶えてしまうのです。このような刺し網の難点から、通過しようとする全ての生物を見境い無く捕獲してしまう可能性が高く、クジラ・イルカなどの生態への悪影響が懸念されるなどとして、1991年12月、第46回国際連合総会において公海上における大規模流し網操業の禁止が決議され、現在に至っています。
なお、この決議に対して、韓国と日本の二ヶ国だけが、それぞれの国内事情により反対票を投じました。(参照:http://ja.wikipedia.org/wiki/刺し網、www.sharksavers.org)
では、サメの保護問題について世界ではどうなっているのでしょうか。
サメ類(エイ類を含む軟骨魚)の保護について日本ではあまり知られていませんが、世界では国際的に重要な問題になっています。1994年に初めてワシントン条約で議題として取り上げられて以来、毎回議論に上げられています。(下記参照)
ワシントン条約とは・・・
【正式名称】絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約
【英】Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora [略]CITES
条約の目的は、野生動植物種の国際取引がそれらの存続を脅かすことのないよう規制することである。絶滅のおそれの程度により、野生生物種を附属書I(商業目的の国際取引が原則禁止)、附属書II(商取引に輸出国の許可が必要)、附属書III(IIとほぼ同じ扱い、原産国が独自に決められる)に掲載し、国際取引が規制される。締約国は、附属書に掲載された特定の種について、留保を付すことにより、条約による規制を受けないでいることができる。
2~3年ごとに締約国会議が開かれ、附属書の改訂や条約運用の細則などが話し合われる。
2005年2月現在の締約国数は167カ国。日本は1980年に加盟した。
これまでのサメに関する決議
1994年 第9回締結会議(アメリカ・フロリダ)
サメの資源と貿易に関する情報収集を勧告する決議が採択
1997年 第10回締結会議(ジンバブエ・ハラレ)
ノコギリエイ科2属7種の附属書I掲載提案は否決
2000年 第11回締結会議(ケニア・ナイロビ)
ジンベイザメ、ウバザメ、ホホジロザメの附属書Ⅱ掲載提案はいずれも否決
2002年 第12回締結会議(チリ・サンチャゴ)
ジンベイザメ、ウバザメが附属書Ⅱに掲載
2004年 第13回締結会議(タイ・バンコク)
ホホジロザメが附属書Ⅱに掲載
2007年 第14回締結会議(オランダ・ハーグ)
ノコギリエイ科2属7種が附属書Ⅰに掲載
ニシネズミザメ、アブラツノザメの附属書Ⅱに掲載提案、いずれも否決された
私たちにできることは
MSCエコラベルの水産物を出来るだけ買う。→http://www.msc.org/jp/buy
MSCは、よく管理された漁業を認証し報奨する認証基準を設けているので、この認証基準に見合った水産物を買うことで、持続可能な漁業を支持できるというわけです。
青いエコラベルがついています。
混獲ってなんだろう?
チャム♂
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